塩についてあらためて調べていくと
知らなかったことが色々見えてきます。
昨日、ご紹介した国立循環器センターのサイト。
減塩のすすめについて書かれてます。
食塩は血圧と密接な関係があります。食塩を摂りすぎると、血液中のナトリウムの濃度が高くなります。ナトリウム濃度が高くなると、それが、中枢神経に働いてのどが渇き、人は水分を摂ります。水分を摂ると血管に流れる血液量が増え、血圧が高くなります。つまり、食塩を摂りすぎると体内のナトリウムと水分の量を調整するために血液量が増え、高血圧になるというわけです。
塩=ナトリウムという考えなのだなぁ。
もちろん、ナトリウムもひとのからだには必要不可欠なミネラルです。
ナトリウムとカリウムは、拮抗関係にあります。
つまり、押したり引いたりしあいながら、
バランスをとっています。
人のからだの中で、ナトリウムは細胞の外液に多く、
カリウムは細胞の内液に多く含まれています。
簡単に描くとこんな感じです。
カリウムが不足し、ナトリウムが過剰になると
水分と一緒にナトリウムが細胞内に入るので
細胞が水ぶくれの状態となり、血管を圧迫し血圧が上がります。
これが高血圧の状態ですね。
カリウムには、ナトリウムを体外に排泄する働きもあるので、
血圧を下げる働きがあると言えます。
かといって、カリウムだけ単体で摂るのも危険です。
水の摂りすぎが危険なのは
ナトリウムが排出されすぎてしまうこと。
水中毒といいますが、
低ナトリウムとなってしまうことが原因だと言われています。
カリウムもナトリウムも、
多すぎても少なすぎてもダメなのです。
ナトリウムの摂りすぎが原因で高血圧といわれますが
ナトリウム-カリウムのバランスを保ち続けるためには
ナトリウム100%の塩を摂りすぎちゃ、そりゃあかんやろという話。
塩がダメなんじゃなくて。
塩から他のミネラルを削いで、ナトリウムだけにしてしまったことが
ダメなのだよね。
冒頭の国立循環器センターの記事に戻りますが
本当に国民のことを思うならば
そんなナトリウム100%の塩は食用禁止にした方がいいんじゃないの?
と思うのですがね。。。
(ちゃんと裏の表示を見て製法を確認しましょう!
メキシコ、オーストラリア産の天日塩は、ほぼ100%ナトリウムの塩です…)
ああ、塩のことだけで結構いろいろ書けてしまいます。
まだ続きます。
(記事が分散しているので、後からまとめサイトをつくらなくてはね)